せきえま

クジラックス「歌い手のバラッド 第9話/第10話」感想

シリーズ好きなので購入。買ってた人は購入すべき。
実は発売後にすぐ購入して、FANZAのサイトにレビューを書いたんだけど、別で残していた感想もあったので今更ながらリリース。

クジラックス「歌い手のバラッド 第9話/第10話」

歌い手のバラッド 第9話/第10話
歌い手のバラッド 第9話/第10話
(サンプル画像:11枚)

内容

今回は

・主人公「聖亜」の初恋の相手「月野さん」の動画の続編を描いた「第9話」(32p)

・聖亜が歌い手になった過程を描いた「第10話」(38p)

の、2話分を同時収録しています。

物語佳境のエピソードを後から同人で発表するという、ややこしい順番になってしまいましたが、長年欠けていた『歌い手のバラッド』が、ようやくひとつなぎになりました。
よろしくお願いします。

あらすじ&感想

シリーズ8話と最終話の間。前述の公式あらすじにある通り、月野さんの過去と聖亜のこれまで。
79ページ。ロ。C。

プレイ内容

若干のBSS要素っぽいのあり。

プレイ内容に関しては月野さんのハメ撮り、聖亜のファンとのセックス。
月野さんのハメ撮りはねっとりとしていてエロパートはこちらがほとんど、聖亜のはサクッと数ページ。
ただ、聖亜のシーンも生々しい分、脳に効くので使い勝手はとてもいいと思います。

感想

歌バラの最終話と8話の間。今までのシリーズ読んでいたのもあり、本当によかった。

手放しに◯行している人間(聖亜)を良い、というわけにはいかないんだけどこれは彼なりの立ち上がりの話であって無責任に責められるようなものでもないのですよね。
9話の月野さんの過去シーンはこの子どうなっちゃうのかなという不安も出てきつつ、10話でちゃんと彼女の今が語られているのもとてもいい。

褒められるもんじゃない、他人は不幸にしている(ものもある)ので方向性も間違っているという前提はありつつ、人はどこかで間違えても生きていかなきゃいけないんだよなという。

こういう背景・違った角度の話が入ると人間の見え方が一気に変わるのも面白いですよね。
世の中には許しがたい犯罪もいっぱいあるんだけど(実際本作の◯行も気軽に許してはいけないのだと思うのだけど)、いろいろな背景とかもあるかもしれないということはちょっとだけでも頭の中に残しておきたい。

冒頭で「買ってた人は購入すべき」と書いたのですが登場人物追ってみると面白いし、みゅーずPも実はちょいちょい出ているし、歌われてもいる。

最終話を見直すと「人生案外続く」という言葉があってまさに!という気持ちになる。

Hシーンにおいては、どちらかというと月野さんの学生時代のHが中心で聖亜のHシーンは少なめ。ただ個人的にシリーズの聖亜のスケベ行脚(歌い手は一人の女を愛せない)の話が好きだったので、本作でも聖亜のC食いの数ページがとてもツボに入りました。1ページの中から想像が膨らむ。
最初のCとのエッチデビューのシーンも生々しくて好きですし、併せて4話の最初とか見ると感慨深い。璃緒のシーンもこいつーってなる笑

使い勝手はしっかりと、でも話としてもとても美しい作品。
ありがとうございました。ごちそうさまでした。

作品

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