せきえま

TTSY「シンママは箱ヘル勤務 園で知ってるパパが来た」感想

FANZAセールにて発見。購入。

箱ヘルで働いているシンママも、知り合いのパパ側も良識ある大人だったため心境の描写がリアルに感じました。おすすめの一作。

TTSY「シンママは箱ヘル勤務 園で知ってるパパが来た」

シンママは箱ヘル勤務 園で知ってるパパが来た
シンママは箱ヘル勤務 園で知ってるパパが来た
(サンプル画像:9枚)

内容

箱ヘルで働いてるシンママの元に、同じ園の子のパパが知らずに来てしまうお話。

最初は知らないふりしてプレイ開始。
園パパはそのまま騎乗位素股でフィニッシュ…

一ケ月後再び来店。
実は―・・・と打ち明けるも、ためらう園パパに構わず「ここってお店なんだから」…とそのままプレイ開始!!

本当はパンコキ好きだった園パパ。奥さんに言えないプレイを堪能しつつそのまま…

感想

シンママが子育てのために箱ヘルで働いている。そこに現れたのは、子供の友達のパパだった・・・というお話。
風俗作品。42ページ。

脅迫作品ではないリアリティ

物語の主役は、子育てのために箱ヘルで働くシングルマザー。
そこに客として現れたのは、自分の子供の友達のパパ。

この設定だけ聞くと、多くの人は「風俗バレして、それをネタに脅迫〜セックスを強要される展開」を想像するかもしれません。ただ本作の良さはそこに「脅迫展開が一切出てこない」点。

そして、むしろ正体を自分から切り出すのはヒロイン側。
シンママゆえの潔さ(夫がいないドライさ)と、逆にバレて動揺する妻ありのパパ側の対比が、物語にリアリティを感じさせます。

パパと会った翌日の描写が作品の味を出している

個人的にもっともリアルだなと感じたのが、1回目の接客(パパは相手が誰か気づいていない)の翌日の描写。

園でパパの妻に会った瞬間、ヒロインの胸に去来するズキッとするような感情。

別にヒロインが悪いことをしたわけではない。仕事として接客しただけ。
ただ意図せず、知り合いの夫の性を見てしまったというのはある種の後ろめたさを感じてしまうのは想像に難くないでしょう。

このワンシーンって日常風景的に見るとただ子どもの親同士が挨拶しているだけのシーンなんですけど、背景情報を加味すると本当に味わい深くて、作品全体の背徳感を増加させています。

「知り合いと挨拶する」という日常風景は誰でも経験していると思うんですが、実はその裏にこんな事があるかも知れないと想像させる面白さがある。

良識あるパパだからこそ深まる泥沼

本作のパパは、悪い男ではありません。
むしろどこにでもいそうな「真面目な既婚男性」として描かれています。

  • 性欲はあるが、家庭を壊すような浮気をする度胸はない
  • 自分のしてみたい性癖(パンツコキ)があるが、妻には言えない

だからこそ、わざわざ家から離れた店を選んで秘密の解消に来ている。
初回はパンツコキの描写がなかったのでセックスレスなのかもしれない。

脅迫という発想が出てこないのは、彼に社会的な良識があるから。
その反面、風俗嬢が子供の友達のママだと知った時に、後ろめたさと同時に猛烈な背徳感が出てくる。

気まずいのに相手を知っているからこそ逆に興奮してしまうという人間の抗えない性の描き方は本当に見事。

もちろん脅迫という手法も漫画としてありではあるものの、実際に自分がやるかといったらやらない気がするんですよね。
その観点からこの脅迫なし展開というのにとても感情移入ができました。自分だったら同じことを考えそうだなというか、そういうリアルさ。

人間の距離感と温度が良かった

黒金さつき先生の作品を初めて読みましたが、こうした心境の描き方の温度感が本当に素晴らしかった。

セックスレスではあるけれど、決定的に壊れているわけではない家庭。
生活のために淡々と、でも時に心を揺らしながら働く女性。

そんな、現実のどこかで今この瞬間も起こっているかもしれないと思わせる距離感。
ドロドロの話ではなく、日常の延長線上にある背徳感を味わいたい人、特に真面目だけど性欲は割り切れないという大人にこそ刺さる一冊だと思います。

他の作品も読んでみたいなと思える一作でした。おすすめ。
ごちそうさまでした。

作品

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