せきえま

タカハシノヲト「ぼくたちもっといじりたい」感想

タカハシノヲト先生の単行本「ぼくたちもっといじりたい」を読みました。

何がすごいかって、単行本の作品がALLインピオというところですよね。インピオ読みたいなと思った時に本棚から取り出したい一冊。

タカハシノヲト「ぼくたちもっといじりたい」

ぼくたちもっといじりたい
ぼくたちもっといじりたい

内容

「全部、インピオ。」まるごと1冊○○○○同士のラブラブSEX!?
男の子も女の子も○○○○はカワイイ。カワイイ同士がせっくすしたらすんごくカワイイ!

すべてのインピオ信者へロ○漫画専門誌が贈る、タカハシノヲト待望のLO初単行本。
「年上のエッチなお姉ちゃんに滅茶苦茶されたい!」「好奇心旺盛な同級生と初めての交尾がしたい!」
「小動物がじゃれつくような○○○○Hが見たい!」等
かわいい男の子と女の子しか出てこない、えっちロ○漫画の数々を収録。
圧倒的数のインピオ信者を抱える国内最大のロ○漫画の殿堂「COMIC LO」誌上で
水を得た魚のように大活躍中のタカハシノヲトの世界、これ以上の最高なんてあるかよ…!?
(注釈:インピオとは○○少女のHのこと。)

収録作品

作品 概要(公式より)
「じゆうけんきゅう」 *男S4*女S6*日焼け跡*ワンピース*野外
「プールの味」 *男S5*女S5*日焼け跡*スク水*プール
「南の島のルビィ」 *男S5*女S5*褐色*マイクロビキニ*浜辺
「たいこの練習日」 *男S5*女S5(C1カップル有り)*覗き*ノーパン
「あかがね団地のおばけ部屋 第1話」 *男S5*女S5*秘密基地*いじりっこ
「あかがね団地のおばけ部屋 第2話」 *男S5*女C1*オナニー*セーラー服*ショタ責め
「あかがね団地のおばけ部屋 第3話」 *男S5*女S5&女C1*3P*連続射精ショタ搾り

感想「オールインピオ・魅力の一冊」

7作品(あかがねは3話1セット)、オールインピオ。

ヒロインが積極的で男の子がどちらかというと押されている感じ。

ALLインピオ、ALLちっぱい。

日常風景にあるエッチの魅力

知識の少ない中で初めてえっちなことを迎えるというドキドキ感。

収録作品はお互い好意を持った相手とするものがほとんど(※)で、イチャイチャ度強めで読みやすく、年相応の恥ずかしさとエッチに対しての夢中さが見えてくるのが良いところ。

※「じゆうけんきゅう」だけ高架下でえっちなお姉さんに見つかって襲われてしまう話なんですが年齢が年齢なのでエグみはなく温かい気持ちで読める作品です。

シチュエーションもバリエーション豊富。

  • 川沿いの高架下
  • 学校のプール
  • 浜辺
  • (たいこの練習場の)蔵
  • マンションの空き部屋

日常的な風景の中でのエッチ作品が多く、自己投影をしながら読みやすいのも魅力。

登場人物と同じような年齢の時期にこういう場所にいた経験があるのではないでしょうか。(その時期にエッチはしていないにしても)

個人的プッシュは「あかがね団地のおばけ部屋」

個人的な推し作品は「あかがね団地のおばけ部屋」。

団地の空き部屋でエッチをする話(3話構成)です。

1話ではセックスという知識がない中で、気持ち良いことをしようとして、ちょっとづつ服を脱いでお互いの身体を触り合い。

パンツを脱ぐ際に濃い糸が引いている、じっと眺めてみる、舐めてみる、そしてお互いの性器をこすり合わせてみる・・・という一連の流れが無知さから引き出されている感じがして素敵。
どうこすり合わせると気持ちいいのかを探りながら騎乗位っぽい体勢でこすり合わせて精通。

1話はここで完結。この段階では挿入なし。

行為そのものは大人と近いことをしているんですけども、知識がまったくないので、本能的な行為というのがドキドキしますし、挿入という発想が出てこないのも良いですよね。

そしてこの行為を「くっつけッコ」とオリジナルのネーミングするところも秀逸。生々しい。
知識の無さと快楽に夢中になっていく感じ、インピオの真骨頂という気がします。

この挿入しないエッチが大好き。

2話で別の(空き部屋の隣に住んでる)お姉さんに導かれるがままに初エッチ。3話で3人で仲良くエッチ。
C1というとジャンル的にはロ◯に入っていくと思うんですが、ここでは全然そんな感じがしないといいますか、相対的に大人になってくるの面白い。

また3Pシーンで出てくるヒロイン二人の身体の比較。
S5、C1と年齢的には少ししか違わないものの、エッチ前の2人の全裸シーンをまじまじと比較して見てみるとやっぱり体付き・肉付きが違っているというのがまた魅力。

インピオ大好き人にレコメンドできる一冊

インピオの魅力がずっしりと入った一冊でした。

裏表紙(電子の最後)に作品マップが描かれていて、物語がほぼ同じ町の話であることが明かされています。
こういう裏設定を見るとまたワクワクしますよね。日常シーンでのエロが多いだけにここもリアルさを後押ししている気がします。

インピオ大好き人にレコメンドできる一冊。甘い感じが強いので使用感も読後感も良かったです。
ごちそうさまでした。

■作品

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