※UPDATE:「歌い手のバラッド 第8話」の感想を追記しました。
もくじ
「歌い手のバラッド 第8話」感想
内容
日本中の●●を喰いまくった結果、世間を巻き込み大炎上してしまった’歌い手’の「聖亜」。警察に連行され、マスコミの怒号に囲まれる中、彼の心に浮かぶのは○○時代の一人の少女との想い出だった。今明かされる、聖亜の過去。
感想「ズンと来るBSS聖亜の過去」
聖亜が◯学生時代ずっと好きだった女の子・しずく。
◯学生を卒業して学校が別々になってずっと会えなくなってからも想い続けてきたものの、知り合いに「噂」を聞き、他の男とのセックスをネット動画で見てしまう話。
収録は本編とおまけ。
1 『歌い手のバラッド第8話配信版』 本編36p 表紙・あとがき等6p 計42p
2 『配信版限定おまけ漫画 同人誌にJASRAC管理の曲の歌詞を使ってみた件。』 10p"
おまけ漫画のジャスラックの件も面白い。
紙と電子、同人と出版社の扱いの違い・・・後世に役立つ資料な気がしますw
プレイ内容
作品の学生時代描写がおそらく色んな人が体験しているであろう光景(男子がシモネタでふざけてる日常や同級生の女の子のちょっとした発言にドキッとしたり、後から振り返ると「あれはいけたのでは?」と思えるところとか)で没入感がとんでもなくあります。それでいてカウンターのようにBSS要素が飛んでくるのでエグみは強め。卒業式のシーンの首元とか細かいところもなかなか。
えっち自体はロ◯撮影セックスで生々しいエロさ。クオリティが高い。指マン、フェラ、中出し。
ただ公式あらすじにも描いている通りBSS/NTR色が強いのと、描写の没入感の強さから結構心にズンときますw
苦手な人は注意。
感想
純朴な時代の聖亜。
商業既刊では手癖の悪い歌い手という描写だったものの、そういう人にも当然若かりし頃があったわけで。
聖亜が◯学生時代の好きな子を5年以上思い続けて・・・からの大BSSカウンター。
そこからの経緯を経て1話から出てくる聖亜になったという流れ。
面白かったのが、8話の動画の中の男のセックスを見た後に、1話のセックスを読み直すとその言動が・・・となるところ。
ナチュラルにやっているのか、動画を何回も見ているであろうことも想像されるので憑依したのかもしれない。
その武器になってるのがしずくとつながるために始めた歌、というのもなかなか残酷だし、過去の動画の中の男は1話の聖亜と重なる部分でもあるので、しずくちゃんもうまく丸められていたのですよね。
「関東XX日記」の名前からもろくでもない男だったのは明白。
妄想でしかないんですけども、例えば1話のすずちゃんにとっての聖亜みたいな人がいて、将来また同じ流れが循環するのかもしれないなと思ったりしたし、逆に聖亜が見た動画の中の男にもそんなカノが会ったのかもしれないなと思ったりしました。暗闇の循環。
経緯を見たら仕方ない、という類の行いではないのですが8話で過去が差し込まれることによって一面的な味方ではなく、別の側面からの見え方も生まれるというのが面白い一作でした。
あと話の印象が強くてそっち寄せの感想になってしまいましたが、動画のエッチシーンは大変捗りました。フェラシーンが主観色強くて好きです。
ごちそうさまでした。
「歌い手のバラッド」連載×ヒロイン
これまでの連載。単話とヒロインをまとめました。
()内の数字は学年です。
作品 | 登場人物 |
---|---|
第1話「歌い手はファンのJCを食うのが好き」 | 関根すず(2) |
第2話「歌い手は音楽に真剣なフリをする」 | 高梨愛莉(2) |
第3話「歌い手はJCをアフターに誘う」 |
和久井真由子(3) チエたん、ハナたん(※チエたん、ハナたんはエッチなし) |
第4話「歌い手にもヒエラルキーがある」 | 高梨愛莉(2) 陸奥真凛(1) 上里璃緒(3) 安木一華(2) 和久井真由子(3) |
第5話「歌い手は一人の女を愛せない」 | 仁科仁美(2) 巻田ひろむ(1) 大野真美(3) |
第6話「歌い手は一人の女を愛せない 2」 | 福田春香(1) 七尾有希(2) 黒森美寧子(3) 泉麻理乃(2) 新木澪(3) 井田葵(2) 松江百合・増田幸(2) 朝倉芽衣(1) 比嘉恵(3) 関根すず(2) |
第7話「歌い手は嫌われている」 | 多田ゆかり(3)
--以下エッチなし-- |
第8話「歌い手は誰を想い唄うのか」(同人版。2022年1月21日発売)※本作以外はLOで連載されていた商業誌版 | 月野しずく(3) |
最終話「歌い手は歌うのが好き」 |
(冒頭Hシーンの子の名前は省略) 高梨愛莉 陸奥真凛 上里璃緒 安木一華 和久井真由子 多田ゆかり チエたん、ハナたん 関根すず |
歌い手のバラッド 第1話「歌い手はファンのJCを食うのが好き」
作品 | 第1話「歌い手はファンのJCを食うのが好き」 |
登場人物 | 関根すず(2) |
歌い手のバラッド 第2話「歌い手は音楽に真剣なフリをする」
作品 | 第2話「歌い手は音楽に真剣なフリをする」 |
登場人物 | 高梨愛莉(2) |
歌い手のバラッド 第3話「歌い手はJCをアフターに誘う」
作品 | 第3話「歌い手はJCをアフターに誘う」 |
登場人物 | 和久井真由子(3)、(チエたん、ハナたん ※二人はエッチなし) |
和久井真由子ちゃん、沼ってるけど芯が一番しっかりしている気がするんですよね。
ラストまで読むとなおさら。
歌い手のバラッド 第4話「歌い手にもヒエラルキーがある」
作品 | 歌い手のバラッド 第4話 |
登場人物 | 高梨愛莉(2)、陸奥真凛(1)、上里璃緒(3)、安木一華(2)、和久井真由子(3) |
これは最初がちょっとだけ気の毒な感じがしたw
ただここから6話まで作品に色々なヒロインが登場するので実用性の広さが上がる気がしてます。
歌い手のバラッド 第5話「歌い手は一人の女を愛せない」
作品 | 第5話 歌い手は一人の女を愛せない 1 |
登場人物 | 仁科仁美(2)、巻田ひろむ(1)、大野真美(3) |
巻田ひろむちゃんのロ要素が強め。
歌い手のバラッド 第6話「歌い手は一人の女を愛せない 2」
作品 | 第6話 歌い手は一人の女を愛せない 2 |
登場人物 | 福田春香(1)、七尾有希(2)、黒森美寧子(3)、泉麻理乃(2)、新木澪(3)、井田葵(2)、松江百合・増田幸(2)、朝倉芽衣(1)、比嘉恵(3)、関根すず(2) |
感想 | クジラックス「歌い手のバラッド 第6話 歌い手は一人の女を愛せない 2」(「COMIC LO 2018年3月号」より)全国でヤリまくりのエロさ。 |
ひとりひとりのエッチの時間は短いものの、シリーズ中でもヒロインの数がもっとも多いので色んな人の性癖にヒットしそう。
黒森美寧子ちゃんが下品な声を出すのが大好きです。
歌い手のバラッド 第7話「歌い手は嫌われている」
作品 | 第7話 歌い手は嫌われている |
登場人物 | 多田ゆかり(3)、(以下、エッチシーンなし)関根すず(2)、チエたん、ハナたん、高梨愛莉(2)、陸奥真凛(1)、上里璃緒(3)、安木一華(2) |
本話ではエッチシーンは1ページのみ。
ただ6話ラストからの物語の急展開が面白い。自業自得ではあるのだけどこれが本当の地獄。
最終話「歌い手は歌うのが好き」
作品 | 最終話 歌い手は歌うのが好き |
登場人物 | 高梨愛莉、陸奥真凛、上里璃緒、安木一華、和久井真由子、多田ゆかり、チエたん、ハナたん、関根すず |
クジラックス「歌い手のバラッド 最終話 歌い手は歌うのが好き」
おおよそ2年ぶり。LO購入して読みました。
なるべくネタバレを避けた(と思う)内容紹介と読後感想。
あとこれまでの振り返りも兼ねて各話の登場人物まとめも書いてみました。
最終話「歌い手は歌うのが好き」感想
楽しみにしている人もいると思うのでネタバレに触れずに内容と思ったことをざっくり書くと・・・
- 表紙に出ている有名歌い手たち(4話に登場)の裏側(エッチシーンここ。今までとは違うプレイのエロさ)とその後。世界は広い・・・。
- 聖亜と関わった女の子たち(4話までの登場人物)のその後。
- 7話の時からそうだけど和久井真由子ちゃんの自分の人生への受け入れ方のような姿勢がとても好き
途中差し込まれるゆめ猫さん(4話に登場)の言葉が象徴的で、確かに「普通」という方が今や希少な気もしますし、むしろ「普通」ってなんだよ、という気もしてきますね。
登場する人物に象徴されるようにどんなことがあっても自分の人生を淡々と生きていくしかないんだろうなあとか考えたりしました。
これまでヒロインが騙され、好き放題されて、それが発覚。
聖亜は法のもとに裁かれ、関わった子はそれぞれの人生を生きていく。
それぞれの登場人物がその後どうなったのかも含めて、自分の人生を鑑みながら思考できるという意味でもとても良かったので、今までの話を読み返しながら振り返ると楽しめるかなと思います。
※H要素は序盤にあってシリーズの中ではないセックスだったのでこれはこれで良いのですがこの話はそこがメインじゃないw
※また、シリーズとは別で某シーンで走っている後ろ姿の女の子がもしかしたら「どきどきチケットチャレンジ」のあやのちゃん!?!?とか妄想もはかどりましたw
私は「COMIC LO 2020年11月号」電子版を購入したのですが7話と最終話の間の話になる8話が同人で発売されるとのこと。
一旦は結末を迎えたもののまだ作品の展開がありそうです。楽しみ。
■最新話(単話)
■収録誌