せきえま

佐々木バレット「天使を買った日」感想


絵柄が気になって購入。
作風としては割とかわいそう系な境遇の多い作品。

佐々木バレット「天使を買った日」

天使を買った日
天使を買った日
(サンプル画像:14枚)

内容

佐々木バレット、イタイケ乙女救済保護支援コミックス最新刊!

「もったいない!!!虐め殺すんならオレにくれよ!!!!!!!!!」

熱く少女を愛でる作家『佐々木バレット』慟哭の叫び!魂の涙!!

乙女を取り巻く状況は常に過酷で悲惨。
それを助けてあげたっていいじゃないか!
少女が大事だから!少女を大切にしたいから!!少女を愛したいから…ッッ!!!

【いっしょにかえろ。】
【もったいない!!!虐め殺すんならオレにくれよ!!!!!!!!! 第一話】
【もったいない!!!虐め殺すんならオレにくれよ!!!!!!!!! 第二話】
【もったいない!!!虐め殺すんならオレにくれよ!!!!!!!!! 第三話】
【わき役少女】
【nikibi】
【人生相談おじさん】
【合意だよ、合意】
【妹と愛のあるセックス】
【シスターストロベリー】

熱く重く少女愛を語る、珠玉の全10作品完全収録。

感想

10作品収録、199ページ。
どっちかというとダーク系多め。

ロ◯コンとその被害者というか、ただ可愛そうなまま、というわけではなくて芯はある子が多い気がする。
救いがあるかというとないのだけど・・・

表紙は「もったいない!!!虐め殺すんならオレにくれよ!!!!!!!!!」より。
虐待されている子をお金で買うロ◯コンの話。

プレイ内容

竿の年齢幅はあるものの共通してロ◯コンが多い。

半分くらいのヒロインがきつい境遇。

作品 内容
【いっしょにかえろ。】 救いがないレ作品。認知の歪みの竿
【もったいない!!!虐め殺すんならオレにくれよ!!!!!!!!! 第一話】 ヒロインの境遇に救いはないのだけど最終的に買われてちょっとだけ明かりが見える。表紙の子。三話の泣くシーンがちょっと好きというか心に来る。幸せになってほしい
【もったいない!!!虐め殺すんならオレにくれよ!!!!!!!!! 第二話】 -
【もったいない!!!虐め殺すんならオレにくれよ!!!!!!!!! 第三話】 -
【わき役少女】 脇コキが優秀。
【nikibi】 JK
【人生相談おじさん】 騙されるロ◯なんだけど、境遇が酷いのでどこが救いなのかがわからない。
【合意だよ、合意】 町内会長にやられっぱなしの女の子と覗き見てしまった同級生の男の子。最終的に救いがない。
【妹と愛のあるセックス】 親の再婚相手の連れ子妹と睡眠姦から始まるセックス。酷いことしてるんだけど無知で甘めなend。
【シスターストロベリー】 いとこのロ◯とバブみセックス。ひたすら甘やかしてくれるので温和。

推しシーン

ちょっとダーク寄り、ロ◯マンガにリアル寄りテイストを求める人に良さそう。
ロ◯を現実テイストに近付けると(禁忌の行為なので)悲惨さは確実に出ると思うんですよね、それを具現化している感じ。

とても印象に残っていたのが「もったいない!!!虐め殺すんならオレにくれよ!!!!!!!!!」で竿役の言葉。

「俺があの子に手を差し伸べられるならなんとかしなければと思った」
「でも同時に直感で感じてたかぶった。この子ならいけるって」

象徴的ですごく好き。
自分は(虐待するようなクズと相対して見て)良き人間であるという気持ちが多少なりともありつつ、その反面でロ◯コンとしての本能が出てきてしまうという。心の底の本音の部分の葛藤。人間臭さが出ていて好き。

単行本全体で決して明るい話ではなく、ヒロインの境遇が悲惨なものも多いんだけど、闇の中でどれくらい光があるのかというのかを見せるのが本作の魅力なのだと思う。
作品としては「もったいない!!!虐め殺すんならオレにくれよ!!!!!!!!!」が好きで、後ろめたさのなさ(少なさ)であれば「シスターストロベリー」が好き。
ごちそうさまでした。

作品

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