せきえま

オキシトシンの午後「おきつね様と交われるのは100年後!?」感想


オキシトシンの午後「おきつね様と交われるのは100年後!?」を読みました。

前作「副業で正義の味方をしていたら、敵の女幹部が巨乳の会社の後輩だった」がいい話だったというのもあり、新作を購入。

一言でいうと、とにかくいい話w

オキシトシンの午後「おきつね様と交われるのは100年後!?」


おきつね様と交われるのは100年後!?

内容

戦争から兵隊として命からがら帰ってきた和仁 塔矢(わに とうや)は、
故郷においてきた椿(つばき)という狐娘と再会する。

だが、塔矢は戦争の後遺症で体力がなくなっていた。
椿に心配かけまいと再会いちゃらぶえっちを無理にしてしまうけれど、
塔矢の生命はこと切れてしまう。
椿は塔矢の突然の死を嘆き、狐の秘術によって椿は塔矢を生き返らせようとした。

しかし、椿の手違いによって塔矢が生き返るのは100年後になってしまったーー

「ずっと、きみと、いっしょだよ」
「約束じゃぞ……とうや」

登場人物

椿
塔矢

プレイ内容/属性キーワード

感想「イチャラブの究極系のような作品」

読む人にもよるのかなと思いますが、私は抜きより泣き重視に感じました。

ちょっと泣いたw

エッチシーンの大まかな分類

途中で別の狐巫女・白野のエッチもありますが、椿のエッチシーンは4シーン。

  • 最初に戦争から帰ってきた塔矢とするエッチ
  • 塔矢の死語15年目のオナニー
  • 100年後に塔矢とするエッチ(ショタ)
  • 塔矢とするエッチ(オトナ)

各々のシーンがそれぞれ情緒があります。

100年の時間の経過の振り切り方が良い

最初のエッチの時点で戦争に行って2年、無事帰ってきた喜びとか、懐かしさとかそういうのの入り混じったセックス。
ノーマルなイチャラブエッチで2年越しに出会えた喜びが目一杯出ています。

ところがそのエッチで塔矢が亡くなってしまい、狐の秘術で生き返らせようとするも生き返るのが100年後。
最初の戦争から帰還しての2年でも会えなくて生きて会えた喜びがあるのにそこから100年を準備するのもまた壮大。

本作の中盤はこの100年の時間の経過が描かれ、中盤はほぼエロなしです。
あるのは15年目(残り85年)のときの境内でちょっとオナニーするシーンと別の狐巫女・白野のエッチを覗くシーンのみ。

思い切って物語側に振り切ってますよね。
別の男など、変な横槍が入ってこないのも、話の純度が上がってとても良かった。

当たり前なんですけども100年って相当に長い時間。

その100年の長さを丸々100ページ近く割いているので、読み手にもその長い長い時間が伝わってきます。

100年後

そして100年後。

椿の目の前に塔矢そっくりの少年が現れ、興奮冷めやらぬ椿がパイズリで精通〜後背位エッチ。
※ネタバレは伏せますがここのシーンも話的に良い。

転生した塔矢と結ばれることになり、大人になった塔矢とのイチャラブエッチ(海辺、家)。

塔矢の死まで描かれ物語は幕を閉じます。

えっ、これ、普通にめちゃくちゃいい話では???

イチャラブの究極系

「好きな人がいて、その人とするエッチは気持ちがいい」というのを100年という時間(物語の合計180年)を経て体現したイチャラブの究極系のような話。
好きな人とするエッチがやっぱり一番気持ちいいよね、といった作品。

むしろ、エロ同人というジャンルで括らないのであれば「好きな人がいるって幸せだよね」というテーマだけでも楽しめる作品なのでは・・・と感じた一作です。

仕掛けもまた面白く、最後まで読んだ後に最初から読み直すと「あっ、こうなってるのか!」という気付きもあったりするので2巡目もおすすめ。
ありがとうございました。泣いた。

■作品