せきえま

樺島あきら「職業顔騎」感想


タイトルの面白さで購入してみたのですが、いや、すごい本だった。
FANZAで1話立ち読みできるので最初のモノローグだけでもまず読んでみてほしいw

樺島あきら「職業顔騎」

職業顔騎
職業顔騎

内容

【第1話立ち読み付き!!】
女が俺の顔とチ〇コに座りまくる!
迫りくる尻!!

ある日、俺は顔騎好きな事を買われ、「イス」のバイトをする事になったのだ。
そのバイトは、セレブな女性が男の顔に座りやすくする、イスの試作品を体験する事だった。
俺の顔とチ〇コにセレブな女性達が続々と跨ってくる!
顔騎をされながら騎乗位されるのがこんなに気持ちいなんて!
さあ、あなたもイスのバイトしてみませんか?

人間椅子漫画の最高峰!!
アナタの目の前に尻が迫る!!
俺はイスになる!!!

感想

5作品、198ページ。
女性の椅子的な存在の風俗従事者になる「イス〈全3話〉」ほか、変態プレイを中心に描いた一作。
単行本タイトルの作品はないものの、収録作「イス」の代替タイトルのような感じ。

プレイ内容

露出や顔面騎乗位など変態プレイが好きな人向け。変態趣向にハマっていく人の心境が何となく分かる。

作品 内容
イス〈全3話〉 顔面騎乗位されるのが好きな男がそれを職業にする話。すごい。
超実践的露出プレイ 露出に興味がある教師とそれを実践している生徒たちとの話。
いつでもどこでも 今日これからセックスする、という学生カップルが家に行くまでに電車やら野外やらでプレイをする話。

推しはやはり「イス」

なんと言っても推しは本作もっともぶっとんでいる「イス」。

顔面騎上位されるのが好きで、顔面騎上位されている間はちんこが勃ちっぱなしという男。そんな男が女性向けのイス風俗従事者として働く話。
風俗店女店長、お嬢様とメイド、学校の理事とその姪と周囲の職員などを相手に展開。

まず最初のモノローグがマニアックでニコニコしちゃう。
顔面騎乗位に全く興味がない人にもなぜそれが好きなのかが伝わってくるし、その筋の人の楽しみ方がよくわかる。描写が細かいw

私自身はこうした性癖はないのだけど、その興奮は伝わってきて、「イス」2話のお嬢様とメイドとの3人プレイが好き。
プレイをひっそりと楽しんでいて、気持ちよくなっているヒロインがいるというところに興奮できました。

本作、イス役の主人公だけが変態志向なんじゃなくて、ヒロインも「男をイスにしたい」という願望のある変態なわけで、登場人物全員が変態。
変態性癖って興味があってもどこかで踏みとどまったりするわけなんだけどもそこを突き進める猛者たちが集まっている。
世間体とかそういうのじゃない、私は気持ちのいいことをしたいんだという強い意志が感じられる。自分の意志を強く持って生きられる人の素敵さを感じられる力強い一作。
ごちそうさまでした。

作品

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