せきえま

鉢本「ママ友」感想(「肉欲の美学」収録)


以前にバベルで読んでとても良かった印象があったんだけど単行本で読んでもやっぱり良い。
改めて何が良いのか感想をまとめる。

鉢本「ママ友」

ママ友
ママ友

内容

団地妻の松下さんと知り合った専業主夫の主人公。子供が同じ保育園に通う仲で時折話をするようになっていたが、ある日旦那と違う相手を味わってみたいと迫られて…! 個性派ファッカー・鉢本が贈るリアリティロマンスH!!

感想

子供を通じて会った団地の主婦と不倫関係になる話。
20ページ。浮気、不倫、人妻。

プレイ内容

人妻(松下さん)と、妻子持ちうだつの上がらない物書き男(鈴木さん)との浮気セックス。

プレイ内容は以下の通り。

  • フェラ
  • アナル舐め手コキ
  • 口内射精
  • 正常位
  • 後背位

推しシーン

読んでて思うのはこの不倫関係めちゃめちゃリアルという点。

セックスしているときにま◯こにち◯こを挟んで「ホットドックみたい」と男が言うデリカシーのなさとか、洗濯物が放りっぱなしの生活感の強い和室部屋っぽいとことか。
いろんな描写に生活感が押し寄せてくる。
だからこそ「こんなことが身近にあるのかもしれない」と思えてくるし、世界観が読み手にとても近く感じて、ドキドキしちゃうんですよね。

正常位で奥にグリグリしてほしい、という要望もまたド派手なセックスを望んでいるわけではなく、自分の気持ちいいところをしっかりと突いてほしいという願望が出ていてとてもリアル。
「アレやって」「次、僕の好きなのいいですか」の一言で好きなプレイが通じてしまうところもふたりのズブズブさを描写していている。こうした生々しさの描写の積み重ねが最優秀な一品です。感情移入できる。

さらに不倫のきっかけもヒロインからの誘いなので男側としてはとても都合が良くて、夢のような環境。
松下さんはモテないとかセックスしていないとかではなくて、夫とはセックスもしている。でも他のも試してみたいという性欲。

現実に近い不倫関係を生々しく描写した秀逸な一作。

ごちそうさまでした。

作品

「肉欲の美学」収録

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