せきえま

DATE「同居する粘液」(単行本)感想


DATE先生の「同居する粘液」が単行本化(2020年8月刊行)したので読みました。

一番最初の話を読んで単行本で一気に読もうと思っていて、読んでみたのですが1話からさらに侵食されていく世界が広がっていくのが面白かったです。

DATE「同居する粘液」

同居する粘液
同居する粘液

内容

変身自在のスライム娘風生物との不思議な同居生活!
フリーターの青年ユージは偶然出会った粘液型生物に気に入られ、家に居つかれてしまう。
他者変身能力を持つ粘液生物は、バイト先のコンビニでユージを叱る後輩の美少女、電車で足を踏んでも謝らずに逆ギレする生意気ギャル、
客としてやってきたスーツの似合う美人OLなど、ユージと関わりのある女性達に擬態しながら積極的に家主に迫る。
H途中での衣装変化や体型変化、分身してのW責めなど人外の能力を駆使した快楽を与え続ける不思議生物に翻弄されるユージはやがて真実を知るも……。
コミックアンリアル大人気シリーズが大幅描きおろしを加えてついに単行本化!
異世界転生者がエルフ姫を脳姦するファンタジー読み切り、
OVA好評発売中レジデンス外伝の虐めっ子が射精ごとに女体化するTSF作品も収録!
電子書籍特典として表紙イラストのデジタルポスターが付属!

収録作品

  • 『同居する粘液 第1話』
  • 『同居する粘液 第2話』
  • 『同居する粘液 第3話』
  • 『同居する粘液 第4話』
  • 『同居する粘液 第5話』
  • 『同居する粘液 第6話』
  • 『同居する粘液 第7話』
  • 『同居する粘液 第8話』
  • 『同居する粘液 最終話』
  • 『ヘドニック・ナーブ』
  • 『レジデンス〜少年消失2〜』

「同居する粘液」全話収録されています。
※裏表紙(電子版では最後のページ)に「同居する粘液」おまけ2ページもあり。

感想「ヤバさとエロさの盛り上がり」

冴えない主人公・ユージがある日出会った他者変身自在のスライムに好かれてしまい同居生活をする話。
スライムは人を取り込んで、その人格に変化が可能でいろいろな女性を取り込んでは擬態しユージとセックスをします。

異種作品ですが基本的にはスライムが女性の姿を模しているので見た目としては人×人のエッチ。(ところどころ粘液になっています)
スライム要素はどちらかというと異種セックスより物語側の重要度が強めです。

スライムと知りつつエロさを感じる面白さ

日常シーンや人を取り込むシーンではスライム化(あるいは人間とスライムの半スライム化)しているので、エッチをしているのも異形という認識は明確にあるものの、人間に擬態されるとやっぱりエロさを感じてしまうのは面白いところですね。

9話の中でシチュエーションや女性のタイプも多岐に渡り、気の強い子から清楚系の子、JKから新社会人やアパレル店員・・・年齢層も上から下まで・・・となっており幅広いエロさが味わえます。
取り込んだ人間の見た目だけではなく、記憶や中身もそのまま引き継げるため、色んな子とほぼそのままの状態でエッチができるというところもポイント。
(そして基本的には主体がスライムなのでユージのことが好きなまま)

薄々感じるヤバさもエロさを盛り上げる

話が進んでいくにつれて、スライムの同化の仕組みも少しづつ明らかになり、次々と身の回りの女の子がスライムに取り込まれていきます。

「もしかしたらこの状況はヤバいのでは・・・」と思わせる空気がありつつも、自分を納得させる理由を作って、気持ちの良い方面にズルズルと進んでいくユージ。
それまではスライムが勝手に女性と同化していただけなものの、7話ではユージ自ら「あの人になれる?」と、見ず知らずの女性と同化をすることをスライムに頼むまでになっていきます。

この「やっていることがエスカレートしているのでは?」という感じもエロさを盛り上げています。
物語が進むに連れ、スライムの生態が明らかになっていき「ヤバいことをしているかもしれない」というのを匂わせてくるのも良いところ。

個人的な推しは6〜7話でやや大人びた新卒の子、アパレル店員とのエッチ、そこからの8話の乱交プレイ(※ただしみんなスライム)。
乱交で興奮度が高い上にスライム要素がカオスさを増して、読んでいて意識が飛んでいきそうな感じがとても好き。

ごちそうさまでした。

全部読み終わった後に、改めて読み返していたら1話・ユージとスライムの出会い頭の回想や最後のスライムの台詞など色々と想像させるものがあってちょっとゾクッとしましたw

■作品

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