先日、PCゲームの再加工(原作の切り貼り)をした漫画を見つけて読みました。
どろっぷす!「地味っ娘ネトリ調教 ~エロゲ世界で下半身無双~」感想
※「地味っ娘ネトリ調教 ~エロゲ世界で下半身無双~」は原作のCGそのままで「地味で暗いJKだけどあっちの具合が超良くて…! 」(悶々堂)が再加工作品。
原作があって、それを再加工するってどういうモデルなんだろうと思って調べた時のメモを残しておきます。
アロマコミックについて
同じようなケースでTwitterなどで(やや)批判的なものがあったのが「アロマコミック」。
「原作者に本当に許可をもらっているのか?」という意見を見かけました。
個人的には電子書籍の配信サイトに商業作品として上がっている以上、会社の取引などで審査はされているだろうと思っていたのですが、調べてみたところ次のような情報が出てきました。
まず「アロマコミック」の運営会社についてはスター・ゲームズ株式会社というところがやっている模様。
ソース:https://raku-job.jp/rjs/1070/3/
求人情報にアロマコミックの公式サイト(現在は閉鎖)とスター・ゲームズ株式会社の公式サイトの情報が掲載されています。
さらにスター・ゲームズ株式会社の公式サイト情報を確認するとそのビジネスモデルが掲載されています。
当社:スター・ゲームズ株式会社は、コンテンツホルダー様(ゲームメーカー様、作家様など) が著作権を所有するオリジナル作品を、主にモバイルプラットフォームを対象に、 当社で再プログラミング・再編集・再制作等を行い、 そこで商品化したコンテンツをジャンルに応じた適切な流通チャネルで販売する、 オリジナルコンテンツの二次利用を促進している企業です。
ビジネスモデルは、そこで販売して得られた二次利用収入を コンテンツホルダー様とシェアする、WinWin型のモデルです。
権利元様へのご負担はほとんどなく、許諾と素材さえご提供いただければ 後は当社が商品化、販売を行います。
権利元様にとっては大変手離れの良いサービスモデル、として評価をいただいています。
(スター・ゲームズ株式会社 【当社のサービス】)
コンテンツホルダーから作品の再加工の権利を受けて、書籍化して、売れた利益をコンテンツホルダーとシェアするというもの。
コンテンツホルダーからすると、手間がかからず、かつ加工した作品が売れれば収益があるというモデルで二次的な収益になりそうです。
原作は探しづらい
権利やモデル的には問題がないというのは分かるのですが、難点なのは原作が探しづらいところ。
あらすじに原作名も記載がないですし、作品タイトルも違うので探す難易度は高め。
漫画を読んで原作も見てみたい!という時にちょっと不便です。
例えば
・原作「お兄ちゃんは私たちのおもちゃ」
お兄ちゃんは私たちのおもちゃ
・漫画化「覚悟を決めてね♪お兄ちゃん!! 〜愛されすぎてて逃げれないっ!〜」
覚悟を決めてね♪お兄ちゃん!! 〜愛されすぎてて逃げれないっ!〜 第1巻
こちらは「アロマコミック Waffle」という名義で発行されていたのでまだ探しやすかったのですが、「アロマコミック」単体の場合、原作を探す難易度はかなり上がります。
原作は記載してはいけないという契約もあるのかもしれませんが、もうちょっと探しやすくなると読者的にも嬉しいのかなと思います。
詳細がはっきりしないレーベル
元々調べるきっかけになったのが「悶々堂」「どろっぷす!」なのですが両者に関しては詳細がはっきりしませんでした。出版社などの情報が見つからず・・・。
ただ各電子サイトに商業作品として配信されているということは同じようなモデルなのではないかと推測しています。
(さすがに身元がはっきりしないまま配信することはないかと思うので)
悶々堂さんに関しては前回見た作品だけで言うと、絵が一緒なだけでタイトルもキャラ名内容も違うというのが難易度が高かったです。
・原作「ほら、そんなに声を漏らすと彼氏にバレちまうぜ? 〜エロゲ世界でモブの少女を寝取ってみた〜」
ほら、そんなに声を漏らすと彼氏にバレちまうぜ? 〜エロゲ世界でモブの少女を寝取ってみた〜
・原作のCGそのままコミック化。どろっぷす!「地味っ娘ネトリ調教 ~エロゲ世界で下半身無双~」
地味っ娘ネトリ調教 ~エロゲ世界で下半身無双~
・再加工。悶々堂「地味で暗い●●だけどあっちの具合が超良くて…!」
地味で暗い●●だけどあっちの具合が超良くて…!
これ、我ながらどうやって原作見つけたんだろうw