鶴田文学先生「花ひら蕩ろり」(はなひらとろり)を読みました。
いやあ、やはり鶴田文学先生は最高ですね!
エロいことはするんだけど、女の子に適度な恥じらいがあってその温度感が程よいところが素晴らしい。
とりあえず作品を貼るところから。
鶴田文学「花ひら蕩ろり」
花ひら蕩ろり
※無料試し読みあり。
(作品概要)
【おもいでは、いつも切なく、そして淫媚】修学旅行で男子部屋に遊びにいった女の子が大勢の男子に見られながら彼と強制エッチ!さらにその押入れの中では男子と女子2人が3人で初体験★――想い出のなかの、あの娘はいつまでも、キレイだ。追憶・欲情・艶姿。誰の記憶にも宿る懐かしい叙情とヱロス!
そう、叙情なんですよ。
ただめちゃくちゃにエロいというよりも女の子の背景にある感情にエロスを感じる叙情。
そしてきちんと実用性はあるという素晴らしさ。
(収録作品)
- 旅は道ズレ(前編)
- 旅は道ズレ(後編)
- 恋かさね
- じれったいの!
- だって怖いんだもん
- だって恋なんだもん?
- あねきゅーと
- 大きな声はおナカから
- 宿り道
- おまけ
本作品はシチュエーションの種類も豊富な感じです。
- 旅は道ズレ(前編):修学旅行・多人数プレイ
- 旅は道ズレ(後編):修学旅行・多人数プレイ
- 恋かさね:女装・ショタ
- じれったいの!:生徒会長・学校
- だって怖いんだもん:いとこ・放尿
- だって恋なんだもん?:「だって怖いんだもん」後編。野外・水着
- あねきゅーと:姉弟
- 大きな声はおナカから:教師×生徒(ややショタ?)
- 宿り道:人妻
- おまけ
「恋かさね」「大きな声はおナカから」はちょっと特殊かな。
清楚な感じの女の子が多く、しかも恥じらう姿がとてもエロく楽しめます。
「ちょっと清楚っぽい」女の子のエッチ前の恥じらい
いろいろなシチュエーションが楽しめる作品なので鶴田文学先生の作品が好きな方はぜひとも読んで欲しいのですが、やっぱり「ちょっと清楚っぽい」感じが全体的な特徴として出ていて、その「清楚さ」が恥じらいを産んで、読み手の気分の高揚を誘ってくるんですね。
いずれのシチュエーションにしても男側の「これ行けるんじゃないか?」という雰囲気と女の子側の「ちょっと怖いけど興味ある」的な雰囲気がとてもマッチしていてエロさが醸しだされている。
私のイチオシとしてはいとことの禁忌が表現されている「だって怖いんだもん」「だって恋なんだもん」の連作。
最初のトイレに付いてきてもらってからの放尿、そしてそこからのトイレでのエッチ。ベッドや布団に戻る気にもならず(むしろそこまで気が回らず)、その場でいろいろとなし崩し的にエッチなことを試してしまうという空気感が最高ですね。
そしてその次の日の「だって恋なんだもん」についても、川でセックスしてしまってからの沙由ちゃんの快楽への覚醒っぷりがいやらしさ満点です。
各々の作品の女性が優しく、心あたたまるエロ本です。素晴らしい。
■作品