「シモダアサミ先生の「mon*mon」(モンモン)がとてもいい日常エロス。」というのを以前書いて、今回はその「学生編」。
mon*monの学生編ということで、学生のちょっとエッチな描写が同じような形式でたくさん並んでるのかなと思ったんだけど、基本的には「mon*mon」の番外編という立ち位置で、2話のみ。
シモダ アサミ「mon*mon学生編」
(収録)
・かなちゃんの探求
・良太君のABC
mon*monの本編を読んでいない人はそちらから読んだ方が良いです。
あらすじ
学生編ということもあり本編よりはライトだけど「あの時の」興味とか好奇心を思い出させてくれます。
・かなちゃんの探求
辞書を借りようと入った兄の部屋で見つけたエロ本を見てしまったかな子ちゃんが「ちんこ」がどうなっているのかを探求する話。
ふとしたことから同級生のペニスを見られるかもしれないきっかけができ「見せて!おっぱい触らせてあげるから」と交渉の末…
・良太君のABC
本編「幸子さんの偏愛」で登場した息子の良太君とその彼女の話。
良太くんは奥手なので彼女とエッチをしたいと思いつつ手を出していない。
そんなある日、彼女がお家に遊びに来ることになり…
感想・レビュー
学生時代のこういう悶々とした感じ、ド直球のエロマンガではなくてもドキドキしますね!
「かなちゃんの探求」の「見せて!おっぱい触らせてあげるから」のドキドキ感とか。
女の子は「ちんこ」に興味はあるけどなかなか頼めることなんてない。
男は男で「おっぱい触らせてあげるから」っていう交渉にほぼ確実に負けると思うんですよねw
そしてその後の展開と、一番最後のコマの男女の感覚の違いっていうのもなんか分かる感じがします。
「良太君のABC」も奥手な男子高校生の心境が綺麗に出てると思うんですよ。
男友達と弁当を食べている時に「お前らまだやってないの?」という意見に対して「いや、藤田さんはそういうエッチな事を考えたりするような子じゃないし…」と答えてしまう空気感。
男側から見ると「エッチな事をしたいけど言ったらドン引きされるんじゃないか」という感じで、女の子は女の子で「全然誘っても来ない」という不安な気持ちになっている感じ。
この表現がとにかく素晴らしい。
あと、この話のあと、良太くんは多分エッチな事しか考えられなくなると思うw
セックスに興味あって、「したい」盛りだもんなー。
子供の頃に持っていたエッチに関しての興味関心。「ああこんなこと思ってた時期があったなあ」というのを思い出させてくれる作品。
抜き作品といった類のものではないですけども、エロス情緒のあるいい作品だと思います。