せきえま

陰謀の帝国 「負けヒロインな幼馴染は俺専用シコティッシュ」感想

販売サイトを巡回していたら発見。そんな偶然の出会いから購入したのですが面白かったです。
学生時代、陰の者だったという人に特におすすめ。

陰謀の帝国 「負けヒロインな幼馴染は俺専用シコティッシュ」

負けヒロインな幼馴染は俺専用シコティッシュ
負けヒロインな幼馴染は俺専用シコティッシュ
(サンプル画像:11枚)

内容

瑞希と創は幼馴染。
幼い頃に性器を見せ合ったことがキッカケで、今では相互オナニーで性欲を処理し合っている。

お互い恋愛感情は持ってないのでセックスはしていないし、
生真面目な性格の瑞希と、いい加減な創はしょっちゅうケンカしがち。

でも溢れる性欲には勝てないのか、二人とも気になる別の異性のことを思いながら
手コキ・手マンで慰め合う、歪な関係を続けてきた――そんなある日、
瑞希が好きな学級委員長・榊くんと、クラス一の美少女・牧野ちゃんが突然付き合うことに!!

人目を気にせず公然とイチャつく彼らに、瑞希と創のフラストレーションは溜まる一方。
それどころか二人がいつも相互オナニーをする用具室まで逢引に使われてしまって……!?

ナマ挿入で激しく交わる榊たちに触発されたのか、それとも失恋の傷を埋めたいのか、
瑞希は創を誘惑して、「ルール」破りの本番行為に足を踏み入れてしまう―――

『キラキラ青春ドラマ』の裏で行われる負け犬同士の傷の舐め合い背徳オナニー物語。

マンガ本編40ページ+あとがき1ページ。
サンプルはモザイク修正ですが、本編は黒棒修正です。

感想

手コキ手マンの関係の幼馴染(!?)がお互い別の男女に片思い。
そのうち片思いしている男女同士が付き合ってしまい・・・というBSS寄りの話。

ストレートな歪さを描いている作品

表紙からは、主人公の好きな牧野ちゃん(後ろ側の女の子)が腹黒いとかもっと歪な展開になるのかなと思ったけど、ストレートな歪さでした。

まずここから結構歪ではあるのですが、主人公とヒロインは幼少期から手コキ手マンの関係の幼馴染。
そんな二人の片思いしている男女同士が付き合い、失恋。

失恋し、しばらくしてから主人公とヒロインは片思いしていた二人のセックスを目の当たりにすることに。
その姿を見た主人公とヒロインも半ばやけくそ気味にこれまで一線を越えなかった身体の関係を持つことになるという流れ。

実際に片思いしていた男女がエッチしている前で、失恋した者同士でセックスするのがシチュエーションとしてはエロさと悲惨さを引き立てます。

片や幸せの絶頂でセックスをするカップル。片やどん底でやけくそ気味なセックスをするカップル。同じセックスでも感情の動きは対照的。

陰の者でもいくつかの立ち位置の性癖に刺さるのでは

苦い気持ちのBSS的な雰囲気を味わえる本作なのですが、実はこの作品はいろいろな立ち位置の性癖の人にマッチする作品のような気がしています。

作者があとがきで、学生時代に陰の者でキラキラの恋愛作品に没入できずこういうビターな作品を描いていることを記載していますが、学生時代、同じような立ち位置だった人にはまず響きそう。
自分の好きな人が他の男とセックスしているのを見る、というビターさ。この性癖の人には間違いなく刺さる。

一方、私自身も同じく陰の者で、主人公が好きな牧野ちゃんのような陽キャの可愛い女の子が大好きになっちゃうタイプでした。
そのへんとても感情移入できる。

ただ私はビターな感情が楽しいというよりも、こういう多くの人の思い出に存在しそうな屈託ない可愛い女の子が幸せそうにセックスしている姿を見られるのが幸せでした。その姿を覗き見できるのエロさというか。

こういう可愛い女の子って、陽キャのろくでもない男にいいように調教されてしまってしまう・・・みたいなイメージがあったので(ものすごい偏見と歪んだ性癖)、本作の牧野ちゃんの幸せなセックスそのものが個人的には活力になりましたし、下着がエロいなというのも良かったですし、おっぱいも主張しすぎずでもないわけでもない形の良さが魅力。学生時代にこういう好き好き言うセックスをしたかった。
こういう性癖を持つ人が果たしてどれくらいいるのか、という話でもありますが・・・。

なおこれも対照的な部分なのですがヒロインの瑞希はでっかいおっぱい、地味な下着というコントラストもまたえっちです。

主人公とヒロインは歪な関係を続けて、お互いの失恋とともに抜きだけの関係ではなく、身体の関係になってはいるものの、もう付き合えよ!とはなります。
そもそも手コキ手マンの関係だけでも十分充実してるだろ!とも思いました。まあ恋愛ってそういうことじゃないんだろうけどもね笑

学生時代、陰の者として過ごした人は多いと思いますが、そういう方の様々な角度からの性癖に刺さりそうな作品。
おすすめです。

ごちそうさまでした。

作品

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