前回:エロ描写のハードさと力強さ。とく村長「ワルイムシ」(COMIC 高 2016年7月号 (Vol.9)より)
前回「彼氏にナイショで」の感想を書いて、その時に「素晴らしい」と絶賛していたわけですが、今回読んだ作品も素晴らしかった。
重要なのでもう1回言うと素晴らしかった…!
彼女がいるけど他の女の子とHするシチュエーションなんですけど、それって分類的に何になるんだろう。NTRではないような気がするけど。
浮気と言えば浮気なんですけども、彼女に関しての描写がほとんど出てこないので浮気感はあまりありません。
※私個人の趣味嗜好としてNTRとか浮気とかは別に好きじゃないので彼女描写がないのは問題なし。それよりも何よりもエロくて素晴らしかった(本日3回目の「素晴らしかった」)。
「COMIC 高 2016年7月号 (Vol.9)」収録:東野みかん「暗闇ノ花ビラ」
(作品概要)
「わたしらしく。」
欲望を制御し、適切に処理(オナニー)できるスマートな大人のための女子校生エロ漫画雑誌。
表紙…加茂
石鎚ぎんこ「ルーモアギャル→野本さん」
つっつ「ぱんつ売りのJKさん」
デコ助18号「威風淫々」
桐原湧「BORDERLINE」
わなお「イマDoki?花子さん!」
みよし「ゆびきりげんまん」
inono「ボクたちの失敗」
佐骨「Gimme Love!」
とく村長「ワルイムシ」
makki「みにくいビッチな娘」
おろねこ「さらしな恋心」
森山六花「純情かれんっ!」
ぞんだ「ナマ☆イキ」
Qudamomo「CIRCLE」
きいろいたまご「とらカブり??」
むねしろ「彼女は淫らな読書女子」
ポンスケ「魅惑の微笑」
うさ城まに「彼女コロン」
成田コウ「逆転カースト」
高橋こじか「先生のお礼参り」
くろニャン「ふたりの進路」
四電ヒロ「outframe」
坂上海「僕は妹に弱みを握られている」
東野みかん「暗闇ノ花ビラ」
たらぞお「さまーがーる」
単話はこちら。
今回試しに立ち読み機能使ってみました。
(立ち読み)
(エロ動画の無料視聴機能とかもテスト的に入れたりしているのですが、もし読者の方で「あった方がいい」とか「ない方がいい」とかあれば教えてください。参考にしたいと思います)
一言「シコい」
読後の率直な感想が「シコい」でした。ありがとうございました。
内容は、(Hをしていない)彼女がいる男の子が、他の女の子にHを誘われそのままなし崩し的にHをし続けるというもの。
最初にHをし始めてから、時間を見つけてはHをしまくるというセフレのような状態になっているんですけども、主人公の男の子の「彼女がいるのに・・・」という罪悪感が膨らんでいき、「もうこのセックスで最後にしよう」という瞬間が訪れます。
「最後だから」と決心した男の子は滅茶苦茶な(割と攻撃的な)Hをするわけなのですが、その「最後」のHの中の乱暴に顔射するシーンが私のベストシーンです。男の子のもやもやした心情と、暴力的な心情が射精に表れていて素晴らしい。
暴力的といっても暴力シーンなどは一切ないのがいいところで、その気持ちの荒くれっぷりを射精で表現できるところが優れていると思うわけです。
また、この女の子(橘可憐ちゃん)は一体何を考えて彼をHに誘ったのか。直接的な表現は余り描かれませんが、物語を通して見ると心に染み入るものがあります。
そして物語を1回読み終えたあとにもう1回読み直してシーン毎の可憐ちゃんの表情を見てみるとめちゃめちゃ可愛いんですね。そこがまたシコい。
実用性も素晴らしかったですし、作品を通してみてもとても面白かったです。
本当に私の中では安定の作家さん。ごちそうさまでした。
■収録
■作品