せきえま

森宮缶「変態黒髪ちゃんと生涯モブの僕2」感想

電子書籍で読めるコミケ106の新刊エロ同人をまとめている時に発見。

前作「変態黒髪ちゃんと生涯モブの僕」読んでみたら面白かったので本作「2」も一気読みしました。名作。

森宮缶「変態黒髪ちゃんと生涯モブの僕2」

変態黒髪ちゃんと生涯モブの僕2
変態黒髪ちゃんと生涯モブの僕2

内容

人生を捧げ崇拝する配信者からの告白。
その言葉に胸が高鳴ったのも束の間、
「配信で一緒にエッチしよう?」という突然の誘いに気持ちは揺さぶられる。
自分への好意は本物なのか。それともただの気まぐれだったのか。
主人公が出した答えは……。

感想

シリーズ1作目は出会いから初セックス。
ゲームとエロ配信見ることが趣味、友達もいないコージが親のママ友とその子との食事会に参加。
その食事会にいたママ友の子がエロ配信者「むにちゃん」で・・・という話。

出会って身バレしてからはむにちゃんがとてもアグレッシブ。

コージに迫るような形で巨乳がぴったりコージの身体に当たっているコマがあるのですが。それだけで興奮する(コージ談)のはとてもよくわかる。いい匂いしそう。

親がいるのにフェラとクンニの流れになるものの、親にバレそうになり寸止め。
その数日後に出会って滅茶ックス・・・というのが本編。

エロ配信に参加する2作目

2作目である本作はむにちゃんの配信中にセックスに誘われ、エロ配信で一緒にセックスする話。
セックスを映しながらなんとか身バレを防ぐという攻防戦がありつつ、どんどん上がっていく興奮と気持ちよさとスリリングさが魅力。

自分が同じ立場に立った時にどうするかなーと考えると気が気じゃないですよね。いや、セックスの誘いに乗るとは思うんですけども!

面白いなと思ったのはハードめなエロ配信者であるむにちゃんが処女というくだり。
エロ配信やってる子と処女というイメージはつきにくいのだけど、冒頭にある「金銭目的ではなく異常な性欲の解消目的」と考えると処女というのも自然かもしれないなと唸ってしまった。

性欲が強くアグレッシブでもどこかに見えるピュアさ

性欲がすごいというのもあり、処女でありつつもエッチが肯定的でありつつアグレッシブ。
気持ちいいことを求めようとする姿勢に躊躇がないところが読んでいて気持ちいい。
そんな性欲の持ち主が主人公のちんぽで乱れるというのもいいのですよね。読んでいて満たされる。

性欲が強いからと言って誰でもいいわけではなく、古参で信用できそうな男だからという背景がちゃんとあるのも素敵。
「1」も「2」も作中はセックス三昧なんだけど、むにちゃんのピュアさのようなものも言動から見え隠れして、性欲の強さとのギャップが大変興奮します。

全体的にちんちんの描写がすごく丁寧。そのためかフェラシーンが特にドキドキする。
あの、かわいいむにちゃんが、ぼくのおちんちんを舐めているぞ!という感情移入。

幸せになってほしい二人だし、きっと幸せになりそうな話

むにちゃんはなんやかんやでピュアピュアな感じがあるし、コージは普通にいい男の子だしで幸せになってほしいなと思う。
その反面、本作「2」で比較的際どい顔バレしそうなプレイをするので(そういう話にはならないと思うけど)身バレして変な事に巻き込まれないといいなというのが心配になってしまった笑

ひたすた二人が満たされるセックスをして幸せになってほしいなあという気持ちになる。
話の流れ的にはトラブルが起こる類の話ではない(ようには思う)ので、きっと幸せになるんじゃないかなと期待しながら続編を待ちます。
あとがきによると次回で一旦完結とのことです。

エロ配信という現代的なテーマではありつつも、その背景にあるのはピュアピュアな関係性という面白さがある漫画。名作。

ごちそうさまでした。

作品

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