以前、きい「布団の中の宇宙」の青春感とエロスというのを書いたのですが、その続編が出ていたことに今更気付くなど。
「布団の中の宇宙」で同じ女子部屋にいた女の子のその後の話。
収録作品
あらすじとしては、「布団の中の宇宙」で同じ部屋にいた女の子(七園のぞ美)が同級生のセックスをしっかりと見ていて、それを思い出しながらオナニーをするというもの。
そこから幼なじみみたいなのが来て、肩が触れたことをきっかけにセックスをすることになるわけですが…。
※宇宙シリーズは3作続いています。
作品(リンクはレビュー先) | 収録 |
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布団の中の宇宙 | 「放課後バニラ」収録 |
スカートの中の宇宙 | |
ソルトペッパーチョコレート〜こたつの中の宇宙〜 |
感想
リアル感が素晴らしい。
学生が修学旅行で、女子部屋でみんなのいる中セックスすることがリアルかどうかは置いておいてw、同級生のセックスを目の当たりにしたら絶対に頭から離れないと思うんですよ。
このマンガの主人公の七園さんは「今日はイケそう」という描写から多分割と今までもオナニーしてたことがあるっぽい。
…となってくると同級生のセックスを見た後って手が絶対にパンツの中に伸びていくわけじゃないですか。
で、その時の風景を思い出しながらオナニーをするわけじゃないですか。
制服をちょっと着たままでパンツだけおろして指でさわって…イキそう…というところにいきなり幼なじみみたいなのが来るわけですよ。
ここまでが話の前半部分なんですが、正直なところここまででも抜けるんじゃないかと思うんです。
2chでオナニースレとかをよく見ているのでそのへんの女子を投影しながら見ているとイマジネーションが膨らみます。
後半はちょっと肩が触れたことをきっかけに性行為。
「スカートの中の宇宙」っていうタイトルは幼なじみがスカートの中に顔を突っ込んで手マン(といっても指で触れるくらいだけど)するところから。
そこで七園さんがイッてしまって、セックスへ。
そのセックスが初々しいのはなかなか良いですね。
ゴムを付けてもらうところで、「コレ使ったことあるの?」「友達にもらっただけ」みたいなやりとりとか、挿入しているときの七園さんの乳首のアップとか、大きくはないオッパイがわずかに揺れているところとか、描写が細かくて臨場感が高いです。
こういう学生時代の初々しい感じのセックスと禁忌感ってなかなか表現できない作品が多いんですよね。
何故か女子が誘ってくるとか、女子が最初からエロいとかそういうのもいいっちゃいいんだけど、最初ってやっぱり不安だったり、興味だったりっていうのが渦巻いているわけで、そういった心理描写がこの作品にはあふれている気がするんです。その部分がとても秀作。
全体としてリアルに感情移入が出来る作品。素敵。
収録作品はこちら。きい先生の単行本とかそろそろ出ないかな。→出ました。
続編:きい「ソルトペッパーチョコレート〜こたつの中の宇宙〜」処女との3P