せきえま

れぐでく「かりもの」感想(「快楽天ビースト 2019年11月号」収録)

「快楽天ビースト 2019年11月号」を読みました。

今回ピックアップしたいのが、れぐでく先生の「かりもの」。人妻作品です。

最近、LOとか女子校生とか若年層(曖昧な言い回し)に向かっている傾向が強かったんですけども、人妻のこの感じ、いいなあと思わせてくれる作品。

れぐでく「かりもの」感想(「快楽天ビースト 2019年11月号」)

快楽天ビースト 2019年11月号
快楽天ビースト 2019年11月号

収録作品×登場人物

作品 登場人物
リトルデーモン/kakao 下田譲、エリカ
Rec: Girlfriends Ecchi/紅村かる 雅也、光、(花帆)
晩夏の夜の夢/Pennel 文子、葉
Desire/雛咲葉 桜庭彩乃、西野
吸えないサキュバス/きづかかずき -
楽園/rca ター坊、ハル姉
Dairy Life/安部マナブ コータ、姉
Dissonance/長頼 弓弦、真琴
かりもの/れぐでく 御橋、大家
里神楽/ねこまたなおみ 美代、優斗、(タケ)
てんぷてーしょん あげいん/ぺい 池田陽菜、昭文
神代少年の閨~保健室の×××~/加山紀章 神代、雷仁、ヨーコ
角には愛が宿るのか?/白鷺六羽 渡辺、黒木明衣子、(狭山、蘇我、田中、中川、沼田、根岸、浜、樋口、保坂、前川、向井、桃園、矢部、六本木)
姉と弟/ハードボイルドよし子 -
ANALTO-アナルト-陽の巻/火鳥 後崎ホリオ、うずしおアクメ、尻影

「かりもの」ざっくりあらすじ

御橋さんの住まいに水道修理をしにきた大家さんとひょんなことからエッチをすることになる話。

プレイ内容/属性キーワード

  • 人妻(子持ち)
  • 巨乳
  • 濡れ下着
  • フェラ
  • 台所
  • 寝室
  • ゴムあり

ざっくりレビュー「人物の描写がしっくりきてリアルにエロさの出る作品」

すべての温度感がリアルで素敵。

それなりに良識のある大人同士の心理戦が良い

ジャンル的にざっくり言うと浮気といいますか、セックスレスの妻が他の男と寝る、という話。
ただ、御橋さんがレスの不満を強く匂わせているわけでもないというのと、大家さんは大家さんでちょっと色気を見せられたからと言って襲いかかるような感じでもない。

この温度感がメチャクチャ良いのですよね。

話としては、大家さんが水道工事に来ていて、工事が終わったと思ったら水道から水が吹き出し水浸し。
そして御橋さんと大家さんの服もびしょ濡れ、御橋さんの下着がちょっと透けている。
そんな中でお互い床の水を拭こうとしたところ、手が触れてしまい、御橋さんが大家さんの手を取り

「大切なご実家を貸してくれた大家さんにはとても感謝しています。
だから私・・・あなたの信頼にこたえたいんです」

と急接近。
御橋さんからの接近に対しての大家さんの返しが良く、

「お気持ちは嬉しいですけどそれは家賃って形でいただいてますし
これ以上されるとオレも色々と勘違いを犯しそうでーー」

という引き。いやー、これ良いですよね!w

「やれる!」とがっついてしまう人もいるんでしょうけど、私の中では一般的な良識のある大人ってこういうシーンで一回は一歩引くと思うんですね。
そのリアル感がとても好き。

そしてこのあとの御橋さんは「してもいい」モードで、大家さんに胸を当てて押し付けたりしているんですけども、主人からメールが一本入ったところで、「してもいい」スイッチを一旦切るんですよね。

ここのシーンもまた個人的にツボでして。

背景にセックスレスの不満がぼんやりとあってもいきなり股を開いてしまうのって多分そんなにないですし、ちょっと匂わせてダメなら止めておく、という選択肢(主人からメールが入った時点でちょっと潮目が変わるシーンがそれ)も取ると思うのですよ。

この双方良識人の心理戦がとても好き。

このあと、大家さんがここを逃してはいけないと感じたのか強引にキスをして乳を揉みしだき、開始です。
(直前にびしょ濡れになったブラから水があふれるシーンも◎)

全裸になるまでのストーリーと生活感とのコントラスト

さあここからのエッチ。

ここからがまた良く、ガツガツと獣のようにセックスをするのではなくちゃんと段取りがある。

御橋さんが夫と引っ越してからセックスをしていないという告白、ブラだけを外して(巨乳)、ジッパーを下ろしてフェラ。

射精しそうになった時にいったん止め、全裸。台所でそのままセックス。

この台所という生活感のある場所で全裸になってセックスするのめっちゃくちゃエロい!

そして人妻(巨乳)。背景の生活感とのギャップがとてもエッチです。

また2回戦は家族の寝室にしている場所でお布団を敷いて騎乗位セックス。
これはこれで「家族がいつも寝ている場所で他の相手とエッチをする」という背徳感があってエロいのですよね。

コントラストという意味ではラストシーン、食事中に今日の出来事(家が水浸しになってしまったこと)を娘と夫に話す御橋さん一家の姿もまた良いシーン。
ちょっと後戯的なシーンでもありました。

(私の中で)人妻作品の収まり方としての人物描写がリアルと言いますか、非常にしっくりと来る作品。
リアルに感じた分、エロ度も高かったです。
ごちそうさまでした。

■作品リスト

■収録

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