前回：にの子「催眠マリオネット〜固結び〜」（「失楽天 2018年05月号」より）|「催眠マリオネット」シリーズまとめ
私、このブログをなんとなく始めたのですけどもやってみて気付いたのはエロ漫画に限らず、エロ作品には自分が思っている以上に色んなジャンルがあるのだなということ。
そして今回紹介する作品は存在そのものはなんとなく認識していたものの、私の中では「新しい」というものでした。
伊藤エイト先生「僕の最高の奥さん」の紹介です。
「失楽天 2018年05月号」収録：伊藤エイト「僕の最高の奥さん」
「失楽天 2018年05月号」収録作品
- にの子：表紙
- にの子：催眠マリオネット〜固結び〜
- まりお：しりたいふたり
- ボボボ：危うい痴域こみゅにてぃ
- 中乃空：カガリちゃんが見てる
- 六角八十助：おかわりをどうぞ
- ゆにおし：同窓会の後で
- ビフィダス：耳たぶスイッチ
- いぶろー。：アヤマチ
- orico：ナイトシフト
- 回転筆：嫉妬のイヌ
- 伊藤エイト：僕の最高の奥さん
- 室永叉焼：大きいのはお好き?
- TANABE：S&W~そふと・あんど・うぇっと~
- 火浦R：カテキョ~家庭強要~
- 終焉：Sweet 10
- あび：イタズラお姉ちゃん
「僕の最高の奥さん」ざっくりあらすじ
うだつの上がらなそうなサラリーマン・篠宮渉と、誰もが認める美人妻・美雪との歪な性関係。
プレイ内容/属性キーワード
- 人妻
- NTR
- オナニー
- 手コキ
- 生中出し（NTRで）
ざっくりレビュー「精神的な充足を押し出してくる良作」
渉は妻とのHでは勃たず、妻が他の男とセックスしている話を聞いて勃つという性癖。
まず最初のプレイはエロ下着を身に着けた美雪にその日にした他人（禿げたキモオジサン）とのセックスの話を聞きながら手コキをされるというもの。
これだけでもなかなか強烈なわけなんですけども、その日は、実際にそのキモオジサンが登場して渉の目の前でセックス、そして生中出し。
それを見ながら渉はオナニーをするというなかなか壮絶な展開です。
すごいなと思ったのは、そうした歪な性関係にありながら、渉は「やっぱり美雪は誰よりも僕のことを分かってくれている」と思っているシーンですね。
この歪な構造に対して肯定感を得てしまっているところがすごいし、ある種の闇でもある。
本作を読んでいるとエロというのは必ずしも射精とかそうした身体だけの快感ではなく、精神的な充足というのが非常に重要なファクターになるのだなというのがとても理解できます。
一般の人からすると感覚がめちゃくちゃなんだけども、それで充足される人、あるいはそれでしか充足しない人はいるのですよね。
個人的に新しい境地の作品。良かった。
あと人妻として美雪さんのエロさは個人的にツボです。
■収録
■作品リスト
