もくじ
サークル暗中模索さんの「いくものがかり」シリーズの感想を書きます。
当初「いくものがかり」「少女が買える街」の感想をまとめて書こうと思っていたのですが、そうこうしているうちに「性指導員のお仕事」という新作が登場。
こちらも「いくものがかり法」系統の作品になっているため、3シリーズの感想をまとめました。
- 「いくものがかり デラックス版1〜3」
- 「いくものがかり デラックス版1〜3」感想
- 「少女が買える街1〜2」
- 「少女が買える街1〜2」感想
- 「性指導員のお仕事」
- 「性指導員のお仕事」感想
- 「性指導員のお仕事2 なかがよさそうだったので二人まとめてほじくってあげた」感想
「いくものがかり デラックス版1〜3」
内容
とある学校での授業中。
彼女はクラスメイトの前で先生のいちもつをくわえさせられていた。
生徒に自らの肉棒をしゃぶらせながら、教師は黒板に卑猥な用語を書き連ねてゆく。
ときに激しく腰を打ち付け、ときに生徒の胸を揉みしだきながら、教師は冷静に状況を説明し、そして絶頂に達した。
生徒の口から肉棒を引き抜くと、生徒の口にたまった自分の精子を他の生徒たちに見せつけ、何でもなかったことのように説明を続けた。
そこには恥じらいも躊躇もない。なぜなら、教師にとって、それはただの授業での一コマに過ぎないからである。そう、これらの行為は「いくものがかり」として性行為を学ぶ「射精の授業」の一環なのだ。
少子化対策として、いわゆる「いくものがかり法」により性交が義務づけられた世界では、こうした授業がごく当然のように行われていた。
性行為を学ぶ「射精の授業」は次第にクラス全員を巻き込んだ大乱交へと発展してゆく…。
「いくものがかり デラックス版」〜「いくものがかり デラックス版3」まで。
※FANZA・DLsiteの電子版では「デラックス版」しかなかったので、通常版とかは特にないのかなと思います。
「いくものがかり デラックス版1〜3」感想
少子化対策で、性交が義務付ける法律のある世界。
作品タイトルはその法律の名称「いくものがかり法」から。
法律なので自然なものとして受け入れられている。学生生活の中での授業としての性交渉なので日常的でハッピー寄り。
学校の授業で実演性交渉。
性交渉そのものが自然なものとして受け入れられており、授業を描写する形で話が展開していきます。
(「いくものがかり デラックス版」2と3は合宿)
各種学生服の良さを引き出しているのが良い。
作品 | 内容 |
---|---|
いくものがかり デラックス版 | 学校の授業、制服、複数人 |
いくものがかり デラックス版2 | 輪姦学習、スク水、複数人 |
いくものがかり デラックス版3 | 輪姦学習続編、体操服(ブルマ)、複数人 |
法律として制定された自然なものとして受け入れられている世界観で乱交っぽさがありつつ、学習の一環なので節度もある。ハッピー乱交のようなところが魅力。
そしてクラスメイトとしての一体感もあって楽しいし、明るくエッチが展開されていき、万人に受け入れやすいような作品だと思います。
現実世界でもある恥じらいとかそういったものはきちんとあるので、青春的な甘酸っぱさも出しつつ感情移入しやすく興奮度も高い。
個人的には「いくものがかり デラックス版2」で見せる、アイドル中山かすみの物分りの良い丁寧なエロさとぶっかけが好み。天使か。
この「いくものがかり法」の明るい部分を描いたのが本作で、「少女が買える街」では暗の部分にフォーカスされます。
いくものがかり デラックス版
いくものがかり デラックス版2
いくものがかり デラックス版3
「少女が買える街1〜2」
内容
成年向けオリジナル漫画。
コミックマーケット96の新刊です。
内容はコンビニで少女が買える漫画です。
「少女が買える街1〜2」感想
前「いくものがかり」の、「いくものがかり法」の下の世界線。
「いくものがかり」が学生生活のキャッキャウフフの明るい面を描いているのに対して、ちょっと後ろ暗い面を描いているのが本作「少女が買える街」。
国から「奉仕活動」を命じられて強制的にコンビニのショーケースに入れられ販売される。
買われると「いくものがかり法」に間に合わなかった谷間の世代「いけなかった世代」(性的に恵まれなかった世代、のようなイメージ)に対して性的な奉仕活動をしなくてはいけなくなる話。
※本作でエッチシーンが描かれるのは女子ですが、実際には男女ともに奉仕活動をしています。
後ろ暗さや、陵辱、NTR要素が好きな人はこちらのほうがいいかもしれません。
コンビニで売られる、という描写から分かるとおり「コンビニで安弁当とペットボトルのお茶を買うのと同じ感覚で買われる」という非常に軽い扱いでセックスされてしまいます。
1も2も元々は彼氏持ちの女の子なので精神的な残虐性も高め。
NTR要素も入ってきますし、少女を買う方も買う方でキモめの男が描かれているのもポイント。
1対1のエッチで、それぞれ別のヒロインが登場。
(1と2で同じショーケースに入っていた子がそれぞれのヒロイン)
作品 | 内容 |
---|---|
少女が買える街1 | マイクロビキニ |
少女が買える街2 | 体操服、ブルマ |
同じ世界線で、同じセックスをする、という行為そのものには変わりがないんですが、明暗がくっきりと分けられているのが続けて読むと魅力が膨らみます。
身体につけられたタグとか、プライバシー保護のためのテープとか細かい演出も凝っていていいですし、使い終わった後に集積所にもののように積まれていくのもまた面白い。
通しで読むと世界が広がって面白いんだけど、単体でも楽しめます。
性癖によって分かれると思うので明暗どっちが好きかで選定するとよいのかも。
個人的には明るいお祭り感のある「いくものがかり」が好きですw
少女が買える街1
少女が買える街2
「性指導員のお仕事」
内容
私立コロンド女子学院は天下に名高き名門のお嬢様学校。
ところが、法律により性交が義務化されているにもかかわらず、私立コロンド女子学院は性交教育が遅れていた。
そんなお嬢様学校に着任した性指導員の小林。
彼の役目は性に対する正しい知識と技術を伝えること。
性指導員である彼は、指導と称して、少女たちを食い散らかしていくのであった…。
「性指導員のお仕事」感想
JK、ブレザー、お嬢様処女。ブレザー良いよね・・・。
同じく「いくものがかり法」の世界線。
今度は性教育が全く進んでいないお嬢様校に赴任する性指導員の男性教師の話。
1教師×複数の女生徒。
性指導の名のもとJKを言いくるめてセックスが展開。
ヒロインは言いくるめられていることに気付いておらず(教育を受けていると思っている)無知シチュ。
性指導自体この世界の法律上は合法ですし、もともと性指導の遅れを取り戻すために赴任したのもありますし、言いくるめられているとは言え明るい話寄りです。
上玉の女の子を食ってやろうという性欲のもと、教師が女生徒を食っていきます。
本作ではタイプの違うお嬢様3人。美乳の雪菜がメインですが、巨乳、貧乳とページも2ページづつ。
個人的に好きだったのは無知からくる随所にあるお嬢様たちのびっくりフェイス、そしてその素直さ。
おっぱいを剥かれた時、おちんちんを初めてみた時のびっくり表情が新鮮で、しかも指導という名の下セックスを行っているのでどんなことをしても頑張ろうとするひたむきな姿。たまりません。
好き勝手やっているのに素直に騙されて受け入れられる。そして最後にお礼まで言われる。流れが美しすぎる。
シチュエーション的にはシリーズの中でも感情移入がしやすい作品でした。
ごちそうさまでした。
「性指導員のお仕事2 なかがよさそうだったので二人まとめてほじくってあげた」感想
性指導員のお仕事2 なかがよさそうだったので二人まとめてほじくってあげた
性交が義務化されているにもかかわらず、性交教育が遅れているお嬢様学校に赴任した性指導員の小林。
生徒に連日性指導を行い、性指導員ライフを満喫していた小林だが、同僚の教師からは同情されてしまう。
この世界のオトナたちはすでに性交に飽きているのだ。
勝手に飽きていろ──俺が全員いただいてやる
生徒全員に自分のいちもつをねじこむことを改めて決意した小林の目にとまったのは仲良し二人組。
なかがよさそうだったので二人まとめて呼び出し、ほじくってあげることにした小林であった。
続編。学生服。
前作のラストでヒロイン・白峰雪菜の妹(白峰香澄)が次のターゲットとなる描写があったので姉妹丼展開かと思ってたのですが、姉妹丼ではなく雪菜の妹・香澄と同級生の友達・一ノ瀬。
処女◯リ3P。(片方無知)
性指導の名の下、処女をしっかりとエッチに開発していく展開の3P。
片や知識としてしかセックスを知らない香澄、片やセックスとは何かすら知らない一ノ瀬。
そんな処女二人の初絶頂、初快感のエロさが充満している一作。
華奢な身体に初挿入するシーンが緊張感と背徳感があってエッチ。
そして痛がっていたのに最終的に激しく気持ちよくなっているところ、その表情がとてもエロい。
個人的な推しは香澄の尻を横目に一ノ瀬に正常位しているシーンが絶景。
前後で今まで味わったことのない快感を感じ、飛んだ表情をしているのも好き。
広がる世界観
エロさはもちろん良かったんですが、話の中で興味深かったのが冒頭の他の男性教師との会話。
読者からすると「合法的にセックスができる世界」ってものすごく素晴らしい世界に見えると思うんですが、セックスが当たり前になった世界では、男性はセックスに背徳感もなく、(十分に性体験をして)飽きている。なので他の教師は「大変ですね」と小林のことを褒めるばかり。
確かに「飽きる」というのは一理あるのかもしれない。
シリーズ作品で、この世界の人が「飽きる」という感覚があるのを感じなかったんですけども、よくよく考えてみると「いくものがかり」では性体験の少ない同年代セックス、「少女が買える街」では性体験からあぶれた人たちのセックス。いくものがかり法からあぶれずに性体験をしっかりとしてきた一般の人は飽きてしまうのかも知れないと妙な納得感がありましたw
本作世界の住人が「性交に飽きている」というのを考えると、小林はある意味我々読者の姿を投影したのではないかという気もしてきましたw
(読み手としては)背徳感の高さを体感でき、世界観的な面白さも広がった良い一作でした。
ごちそうさまでした