演出の勝利。音声作品。
テグラユウキ「konoha20220913.wav【※この作品はフィクションです】」
konoha20220913.wav【※この作品はフィクションです】
内容
【※この作品はフィクションです】
感想
テグラユウキさんの全く情報のない音声作品。
そしてこのタイトル、すごい。
体裁としてはプライベートセックスを録音しているという感じ。
素晴らしいのは情報が少ないところですよね。
あらすじもサンプルもない、タイトルもプライベート用に持っているようなファイル名。ジャケットもプライベート撮りっぽい。作品も説明的じゃない。
徹底的に私用の音声録音みたいな雰囲気で、視聴者は他人のセックスを覗いているような感覚に陥る演出の強さ。
シャワーシーンの声の響きとか、寝息だけのトラックもあるのもすごい。
難点としてはどれがどのトラックか全然わからないところなんだけどこれもまたプライベート感の演出の一つとも言える。
個人的な大好きポイントはtrack7のヒロインとのちょっとした雑談。
そうだよね、これがプライベートのセックスだよねって感じがある。
リアルさを演出するのであれば細部に拘る、語りすぎない、いやむしろ語らなすぎる方が良いすらあるという重要なことを教えてくれている逸品。とても良かった。本当にすごい(語彙力)。
ごちそうさまでした。
(追記)
あらすじに【※この作品はフィクションです】としか書かれていないところも含めて演出。
もし購入前に大筋の内容を知りたいという人がいたら販売サイトのネタバレありレビューに詳細を書いてくださっている方がいるのでそこを参考にしてみてください。